※2019年6月10日更新
どーも、ムラキです。
元釣具屋店員です。
いらっしゃいませー
釣具は出来れば安く買いたいよね。
ネットで買う。
モノにもよりますがある意味それが一番堅いのは事実。ただ、リアル店舗で購入するメリットの一つは、「交渉」できる事です。
ぶっちゃけて言えば、交渉次第、店員とのコミュニケーション次第でリアル店舗で値切れたり、安く購入できる可能性はあります。
勿論、この記事で書いてることは絶対ではないですよ。お店次第、モノ次第、ある種あなた次第です。そこだけは誤解しないようにお願いします。
良かったら最後までよろしくどーぞ。
目次
どうすれば安く購入できる??
当たり前だけど、基本的には釣具屋にメリットが無いと特別に割引なんてしないですよ。
ましてや釣具なんて利幅が小さいアイテムばかり。いくら売りたくてもそんな容易には値引きできないです。
じゃあ、どうすれば釣具屋とお客さんWIN WINで納得してお金が動かせるか?
オレが実際に経験した事も含めて語ってみます。
1.セットで何かと組み合わせて購入する。
例えば欲しいリールがあると。そこで、他にも気になっていた竿とかフローティングベストとか、それなりの価格のモノをまとめて一度に購入する。
これは店員としてもある程度交渉に応じやすいね。お客さんの支払う金額は当然増えるけど、どうせいつか買うならまとめて安くした方がイイよねっていう方法。
それなりの売り上げ金額を確保できるなら、オレも店長と話しつけたりして値引きして売ってましたね。
因みにどちらかと言えば初心者の方向けの話だけど、釣具屋のオリジナル商品と組み合わせて購入すれば可能性は高くなるかもね。
例えばこれからフカセ釣りを始めるとして、ロッドやリールはダイワのしっかりしたモノで揃えて、磯シューズ、フローティングベスト、バッカン、ロッドケースの類は釣具屋が低価格で販売しているオリジナル商品で揃える・・・みたいな感じです。
どうしてこれが可能性が高くなるかというと、釣具屋のオリジナル商品は基本的に原価が安くて利益率が高いから。
単体での値下げ交渉は流石に無理だけど、まとめ買いで交渉するならある程度値下げに応じやすい商材なので、初心者の方がまとめて釣具を交渉するならワンチャン「これだけ買うんでもう少し安く出来ませんか?」って言ってみる価値はあると思いますよ。
2.単純に店員と仲良くなる。
ぶっちゃけて言うと、実はこれが一番でかいですw
店員もイチ釣り人だし、信頼出来て、この人おもしろいなぁ~、良い人だな、って思える人には何とか満足して貰いたいって思うモノです。
正直オレも仲の良かったお客さんには、
「店長にはマジ内緒すよ!」
って言いながらレジ売ってた事もあったよ。
とは言え、常連客だったらいつでも誰でも、なんでも値引きするなんて事は無理です。そこだけは注意してね。
「お気に入りのルアーだったのに投げ切れで泣く泣く補充しに来た・・・」っていう気の毒な時とか、「これめっちゃいいから試してみて欲しい!」っていう商品を勧めたい時とかに臨機応変にやってました。
先述のまとめ買いする時とかも、やっぱり値引きのハードルは下がりますね。
実際、そうしたくなるお客さんは普段からお店に足を運んでくれるし、釣果情報を教えてくれたり、それなりの金額を使ってくれる”与えてくれる”良いお客さんが多かったので。
そういうのが積み重なるから、
「こちらも何かお返ししたい!」
っていう気持ちになるよね。
リアル店舗でしかこういう関係は生まれないと思いし、この辺りの関係性とかは釣具屋で働いていた時のやりがいの一つでしたね。
逆にこんなお客さんや交渉の仕方には値引きしたくない!
店員も人間だし、釣具屋は商売です。
ここからは逆に、いくら安く買いたいからってこれだけは勘弁!っていうパターンを紹介します。
嘘みたいだけど結構いるんですよ。
1.普通に陳列してる商品を「サンプル品」と言い張って値引きしようとする。
流石にルアーとかハリとかでそれを言われることは無いけど、よくあるのがバッグ、アパレル関連。
「店員さん、このウエストバッグってここにあるだけだよね?」
「あっ、そうですね。」
「じゃあこれサンプル品で置いてるって事だよね?安くしてよ」
「」
ごめん、もうネットで買って。
一番驚いたのはリールのショーケースに呼ばれて、中のリールはサンプル品だから安くしてくれって言われた時。因みにリールはダイワのトライソ。
いやらしい話、ハイエンド機種のトーナメントとかならギリ分かるけど、この価格でそんなごね方されると流石に引く。ショーケースなんて、そういう沢山の人が触りにくくて傷も入るリスクを極力排すためにあるのに。
一瞬ギャグかと思って最初は笑って対応してたけど、顔がマジだったからなぁ。
「いえ、ショーケースの中の製品はサンプルとして出してるというわけではないので・・・」
「ありえないだろ」
そう言い残してお店出ていった。
ごめん、もうネットで買って。
2.他の店では~%引きで売ってたよ?と「明らかな嘘」をつく。
これホントによくあった・・・
いや、確かにその手の話の中には「えっ、マジか。あの新製品なら割とあり得るし、一応偵察に行ってみたが良いね」っていうモノも無くは無かったんですけどね。
でも大半はもう、釣具屋で働いてたら笑ってしまうような嘘や誤解。
「このライン、あの店では値引きしてたよ?」
「イグジスト、オレの友達が○○屋で××%引きで買ったって言ってたけど?」
悪いことは言わないから、「嘘」ついてまで吹っ掛ける事はしない方がイイですよ。
裏でスタッフから「厄介客」認定されるパターンです。
3.普段から買い物してるんだから、たまには安くしてよ!とごねる。
これもたまにいるんだよね・・・キャバ嬢にアフターをしつこく迫る人と恐らく同類じゃないですかね。
「いくら使ったと思ってるのよ」
って。
知り合いにキャバ嬢はいないけど、そういう人に限って大した金額の買い物してくれてるわけじゃないんですよ。土日に必ずエサと小物を買いに来る程度なのに、ある時突然高いリールを安くしろとか言い出すパターンって何回か経験がある。
いや、勿論大事なお客さんですよ。大きな買い物はしなくても、釣りに行く度にエサや小物を買いに来てくれるって本当にありがたい事です。
ただ、それを理由にそこそこの値段のモノを値引きしてくれ、というのは明らかに対等な話ではないですよ。
4.安くしろ!でないと○○で買うぞ!
論外。
お好きにどうぞ。
脅迫じゃん、そんなの。
でも意外といる。
おわりに
店側も商売ですから基本は利益最優先ですし、釣具の商品の利幅なんてたかが知れてます。だから容易に値引きなんてしないけど、かといってそこまでドライに徹する人は必ずしも多くないです。
同じ趣味を持つ人間同士だしね。
お互い与えあう関係性が築ける参考になれば幸いです。
以上、ムラキでした。
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