お客さん「釣り雑誌は参考になる?」、元釣具屋店員「基本微妙っすwでもイケてるのもあるよ」

どーも、ムラキです。

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今日もぶっちゃけるぜー

 

お店で働いていて、たまーにお客さんから聞かれたのが

 

「釣り雑誌って読む意味あるの?」

 

みたいな質問。

ちょ、そんな真っすぐな瞳で聞いちゃうそれw

 

「有名アングラーの釣行記事なんか読んでも、自社の新製品や、契約しているメーカーの宣伝ばかりじゃないですか。」

 

みたいなね。

みんな厳しいw

まっ事実そうだよぶっちゃけ。

 

オレも職業柄雑誌は一通り目を通してました。休憩中とか、店頭から雑誌持って来て毎日タダででまったりバックルームで読むのw

でも、はっきり言って「参考になるか?」って言われると正直微妙です。だって、自分が通うフィールドでの釣行記事とかなら別だけど、全然知らない場所で華も無いおっちゃんが「釣れたで!」みたいに吠えてるトコ見たって「ほんで?」っていう。

 

ましてやさ、ノウハウやテクニックなんて今時雑誌メインで仕入れる人なんていないでしょ。普通にググるか、YOUTUBEですよね。

どのメーカーや有名アングラーも自分で発信している時代ですから。

 

だから正直言って、情報としての釣り雑誌の存在価値はオワコン寸前だとオレは思う。ごめんね出版社の皆さん。

 

濃い情報が得られる

純粋に読みモノとして面白い

 

雑誌や連載というのも存在する。

これは雑誌だからこそ表現できる世界だな、と。

 

なので今回は、イケてると思う雑誌や記事連載を紹介するよ。

 

一応言っとくけど、オレ別に雑誌という媒体をDisるつもりは無いからね。

 

目次

 

 

 

イケてる雑誌その1.BASSER

tsuribito.co.jp

 これぞ釣り雑誌。

 

内容は濃い。深い。

有名アングラーの釣行記事も、アングラーの発言を的確に言語化し、見てる風景が見えてくるような文章表現も素晴らしく、記事の写真も美しい。

オレが読んできた雑誌の中で、一番読んでて気持ちがいいのがBASSERだね。

まさしく雑誌でしか味わえない表現をしていると思います。

 

正直、文章が多めの雑誌だから人によっては受け付けないかもしれない。でも、特段文章に抵抗が無い人や、読書が好きな人はこの雑誌は楽しめると思いますよ。

 

それと、今はもう紙面では多分やっていなくて、HPで公開している「道場」記事があるんだけど、これは普通に参考になるし面白い。

basser.tsuribito.co.jp

 特にこの田辺哲男氏のスピナベの回は死ぬほど面白い。つーかこれ、noteとかで公開して金取って良いんじゃね?っていうレベル。

 

 

イケてる雑誌その2.アングリングソルト

www.fujisan.co.jp

 

誰が読んでも分かりやすい内容構成。

写真と文章のバランスも良いし、情報としても案外濃い。

特にライトゲームやロックフィッシュ系に力を入れてる。アジングやメバリング系の有名アングラーの記事が多めですし、この手の釣りは割と微妙で釣り方をイメージしにくい所があるので、初心者の人でも理解できるような分かりやすさがイケてると思う。

映像だけじゃ伝えにくい、痒いトコに手が届いてる感じが、雑誌としての存在意義を生み出してるね。良いじゃないの!

 特に辻本ナツ雄氏のキジハタの記事は、ホント頭下がるレベルで貴重かつ濃い。キジハタをガチで狙う人は要チェックの雑誌だね。

 

イケてる雑誌その3.磯釣りスペシャ

www.naigai-p.co.jp

 ぶっちゃけ、磯釣り関連の雑誌や記事って「カタい」し美しくない。いかにも年齢層高めの人向けって感じでさ。なんか読んでても分かりにくいし、眠気を誘うモノとかもあるよ実際。

 

磯釣りの記事や情報って、潮の流れとか、撒き餌と付け餌の同調だとか、映像だけでも分かりにくく、おカタい文章だけでも訳わかめな事になりやすいのですよ。その点、磯釣りスペシャルは比較的読みやすくて、図解や写真、文章のバランスも良いね

 

そういう意味では、情報としての雑誌の意義が最後まで強く残りそうなジャンルかもしれないね。 磯釣りは。

ともかく、これから磯釣りを始めるっていう人でも割と読みやすいし参考にしやすいと思いますよ。

 

 イケてる連載記事その1.ルアーマガジン 正海に訊け!

 

www.naigai-p.co.jp

www.seikai.info

ぶっちゃけると、ルアーマガジンソルトそのものはオレはあまり読まない。正確に言うと、この村越正海氏のコラム「正海に訊け!」だけは目を通す。

流石はプロのライターさんです。

文章表現力も素晴らしく、語る内容は釣りとは関係ない観点も含めて深く鋭い。新聞の起承転結が奇麗にまとまったコラムの如く、読んでいると知的興奮を得られる。

 それと、コラムとは別に読者からのQ&Aのコーナーも面白い。これまた深く鋭く、まさに「求道者の言葉」が次々に飛び出てくるね。

 

 

イケてる連載記事その2.ソルトウォーター誌 潮に訊け

先に言っておくともう連載していない。孤高の天才アングラー故楠ノ瀬直樹氏がかつて数年にわたって連載していた記事である。

 

オレがこの世で1番好きな釣人は親父だが、2番目は楠ノ瀬氏だ。理論だけでなく、感性で釣りを楽しむ姿は破天荒に見えて実に繊細で思慮深い人だった。

なんかこう、北方謙三に通じるような、ワイルドサイドとインテリジェンスの調和がマジカオスな人物だったねww

 

読者からのQ.ラスト1投と言って、いつまでも投げてしまう。どうすれば?

楠瀬直樹 A.そんな1投なんざ要らねぇ、とっとと帰っちまえ!

 

ごもっともww

 

読者Q.最近狙ってる魚は?

楠瀬A.エソ。

 

これマジだったらしいからねww

 

他にも他誌だったかもしれないが、「トンボ釣り」について熱く語ったりとかあったな。

トンボにも回遊ルートがあるんだとwwwマジどーでもいいしwww

 

だが、ただの変わってる釣り上手の兄貴じゃなかった。

 

「一晩中粘っても釣れず、朝方ようやく掛けたシーバスがバレたとしても、そのジャンプした姿が美しければオレはそれでいい。」

 

オレが彼のコラムで一番印象に残っている言葉だ。

コレを読んだ瞬間、「オレはこの人の言葉を一語一句味わいたい。」

そう思った。

 

惜しい人を亡くしたが、彼の残した言葉はもっと多くの人に読んでもらいたい。

SALT WATER(ソルトウォーター) 2015年 10 月号 [雑誌]

SALT WATER(ソルトウォーター) 2015年 10 月号 [雑誌]

 

 ブックオフとかでも見かけたら是非一度読んでくれないか。2012年5月号~2015年12月号まで連載していたので、どれでも構わない。

至言、珍言の宝庫です。

 

 

まとめ

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やっぱり文章や紙面でしか伝わらないモノもあるぜ。

だよね、楠ノ瀬さん。

でないとオレもブログなんかやってない。ただただ空虚なアウトプットなんか面白くも無い。

 

冒頭にも書いたけれど、これだけ便利に情報が集められるようになった現代において、情報取得の手段としての雑誌の存在意義はオワコンに近い。とは言え、「釣りに行く事」の面白さやワクワクを伝える手段としての存在意義はまだまだ残っていると思うね。

釣り雑誌は必ずしも参考になるとは言えないけど、イケてる発信をしている人たちも沢山います。

 

釣り雑誌とか広告宣伝ばかりでワロタw

 

と切り捨てる前に、一度釣具屋で目を通してくれないか。

文章と写真、編集力で命かけてる人間だって釣具業界にはいるのだから。

 

 

つーわけで以上、ムラキでした。

 

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