水温計は嘘を言わない。

水温計、水温計ってしつこい元釣具屋店員のブログ。

絶対に横文字を使ってはいけないルアーフィッシング~バス釣り編~

俺は並林敏鳴。今日は横文字湖へ黒鱒を岸釣りで狙いに来ている。相棒の銀森鷹志も一緒だ。

この1か月位暑さが酷く、先週来た時も黒鱒はとても困難で体調が良くなかったのか、1匹も釣れなかった。でも、昨日久しぶりに雨が降った。恐らく水温も下がってるだろうし、今日も雨がぱらついてて低光量だ。黒鱒の体調は上向いてるはずだ!

朝一は流れ込みのある浅場に入り、活発に餌を追っている黒鱒を狙おう。俺は水面疑似餌が好きだし、朝一は鉛筆疑似餌を投げてみようと思う。

並林「銀森、お前朝一は何投げる?俺は取り敢えず鉛筆からいくわ。」

銀森「大和の子供?」

並林「そうそう、みさご魂機能の新作。中の金属玉の音がすげーいい。速い拍速度で犬歩きさせて、速く広く黒鱒に訴えてみる。」

銀森「オレは這って動く疑似餌を投げてみるよ。襲撃日本の新作の身をかわす奴。」

並林「お前も水面か、でも今日は出てもおかしくないな。」

そうして俺たちはそろって水面疑似餌を投げ始めた。実は俺には今日楽しみがあって、先日買ったばかりのダイワの巻き上げ機、「無限近似値 丁翼 」をようやく試せるんだ。こいつは凄いぜ。丁翼機構により、水平巻きつけ機が掴みをの入り切りで形状が変化するのさ。疑似餌を投げた時の糸の放出が効率的で、飛距離も出るらしい。俺みたいな機関銃投げが武器の釣り人には最高だ!

 



俺は桟橋周り、銀森は藻が絡む流れ込み付近を狙う。すると、向こうで銀森が吠えているのが聞こえた。

並林「どうした?釣れた!?」

銀森「バレた・・・掛かりが浅かった。」

並林「糸はフッ素系樹脂?」

銀森「あーーーー!フッ素!」

並林「いやフッ素は日本語だから(ニヤ)」

銀森「(クソ!)・・・んーーー浮く糸。」

並林「・・・そう。太さは(ニヤニヤ)?」

銀森「・・・んーー20听!」

並林(チッあともう少しだったのに)

 

しかし、場所の選択は間違っていないようだ。

銀森「黒鱒の水面への出方からすると、水面を割って出るには体調が戻ってないんじゃね?」

並林「かもな。俺の鉛筆も反応ないよ。疑似餌変えてみるか。」

銀森「おっ?お得意のあの仕掛けの出番じゃないの(ニヤ)?」

並林「(そうきたか・・・)あの、えー楕円球樹脂糸金属で駆け上がりで餌を追っている黒鱒を狙うよ。お前は先月デカいの釣った”あれ”だろ(ニヤ)??」

銀森「ちょwwそれ無理じゃね?」

並林「はい5、4、3」

銀森「ああああええええとあああああ、あっ!!!35代米大統領暗殺都市所在州仕掛けで小魚的尾っぽ柔樹脂疑似餌の水泳で藻の上を通すよ!!」

並林(しぶとい・・・)

 

 

だが、2人とも黒鱒の反応が無い。そもそも横文字湖は釣り人の重圧が普段から高いし、そう甘くないな。場所を変えるべきか?いや、ここはどう考えても一級場所。もう少しこの流れ込みで粘って好機を待とう。

銀森「新しく買った巻き上げ機の調子はどうよ?」

並林「凄い調子いいよ。朝投げた鉛筆なんて、軽い力で4分の3投げしても40米は余裕で飛ぶねぇ。」

銀森「そうか、じゃあお前の得意な近距離投げのアレは(ドヤ)??」

並林「くっ・・・あぁ、割と手首のスナッ(あっ)、」

銀森「並林~アウ」

並林「ああああああああ!!!!じゃなくて、手首の”砂”を払うように返す投げ方でも弾道が低くて鋭く飛んでくよ、って言おうと」

銀森「あっそ。じゃ、お前の機関銃投げに欠かせないあれは(ドヤドヤ)??」

並林「こ、弧を描く投げ方でもバックラ(あ)、」

銀森「並林~アウ」

並林「あああああああががらrががヴぁ、ちゃうって!!!ばっくらりと糸が出てもつれにくいって事!」

銀森「・・・そんな日本語聞いた事ねー、それはさすがに」

 

 

並林「HIT!!」

 銀森「」

 

 

 

 

「無意識から溢れるものでなければ、多くは無力か詐偽である。」

                        宮沢賢治

 

 

 以上、ムラキでした。

 

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